児童文学エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』 『エーミールと探偵たち』は、『飛ぶ教室』や『点子ちゃんとアントン』で知られるドイツの作家エーリヒ・ケストナーの代表作のひとつです。大都会ベルリンを舞台に、少年たちが追走劇を繰り広げます。 あらすじ ベルリンに住むおばさん一家の...児童文学
児童文学H・M・エンツェンスベルガー『数の悪魔』 今回ご紹介する本は、『数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』。いばりん坊だけれど、どこか憎めないキャラクター「数の悪魔」が不思議な数の世界を案内してくれます。 あらすじ ある夜、ロバートの夢の中に小さな老紳士が現れました。「...児童文学
近現代文学夢野久作『瓶詰地獄』『何んでも無い』 今回は、手紙形式で書かれた短編二作品をご紹介します。自らの行為によって天国から地獄へと堕ちていく登場人物の姿には、いろいろと考えさせられるものがあります。 『瓶詰地獄』 ここでは、ストーリー面の感想よりも時系列問題等に焦点を当...近現代文学
近現代文学横光利一『機械』 横光利一の短編『機械』は、「四人称の設定」を取り入れた実験的小説です。 あらすじ 私はもう私が分らなくなって来た。私はただ近づいて来る機械の鋭い先尖せんせんがじりじり私を狙っているのを感じるだけだ。誰かもう私に代って私を審いて...近現代文学
近現代文学中島敦『文字禍』 今回は、ゲシュタルト崩壊を扱った中島敦の短編『文字禍(もじか)』をご紹介します。 あらすじ 最近、宮廷では妙な噂が流れている。夜ごと王立図書館でひそひそと怪しい話し声がするというのだ。 いくつかの探索を経て人々は、も...近現代文学
趣味・実用スザンヌ・マクニール他著『ゼンタングル』 今回ご紹介するのは、ブティック社より出版されている『ゼンタングル』(Suzanne McNeil / Sandy Steen Bartholomew / Marie Browning 著)です。気楽に始められるパターンアートの世界を覗いて...趣味・実用
近現代文学マーク・トウェイン『アーサー王宮廷のヤンキー』 『アーサー王宮廷のヤンキー』(原題:A Connecticut Yankee in King Arthur’s Court)は、現代のアメリカ人技師が中世ヨーロッパで大活躍するという筋書きのタイムスリップもの。作者は、『王子と乞食』や『ト...近現代文学
評論・エッセイ外山滋比古『乱読のセレンディピティ』 今回ご紹介するのは、『思考の整理学』の著者による読書論『乱読のセレンディピティ』です。 自己表現としての読書 新聞等の書評を目安にして本を選ぶのは、ある種の自己放棄であると著者はいいます。大切なのは、失敗を恐れずに自分...評論・エッセイ
児童文学L・F・ボーム『オズの魔法使い』 今回は、児童文学の名作『オズの魔法使い』をご紹介します。誰にでもおすすめできる良書で、初めて読む方はもちろんのこと、映画しか見たことがない方や子どもの頃に読んだきりだという方も、あらためて原作を読むと新しい発見があり、楽しめると思います。...児童文学
近現代文学【まとめ】文豪あれこれ(1) はじめに 近現代文学史における著名作家とその作品を紹介するページです。(随時更新)「文豪」の基準というものが明確にあるわけではないので、すべてこちらの匙加減ではありますが。 個別記事がある作品についてはリンクを張っていますので...近現代文学
SFアイザック・アシモフ『われはロボット』 アシモフの短編集『われはロボット』は、古典的名作SFのひとつです。本書には、後進のSF作品のみならず、現実のロボット工学の分野にも強い影響を与えた「ロボット工学三原則(The Three Laws of Robotics)」が登場します。...SF
近現代文学ディケンズ『クリスマス・キャロル』、島崎藤村『三人の訪問者』 今回ご紹介するのは、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』および島崎藤村の『三人の訪問者』。この二作の共通点は、三人の来客があることと、それに伴い主人公の価値観が変わっていくこと。前者では過去・現在・未来の幽霊が、後者では「冬」...近現代文学