英米文学

近現代文学

ジョナサン・スウィフト『ガリヴァ旅行記』

今回ご紹介するのは、ジョナサン・スウィフトの風刺小説『ガリヴァ旅行記』(原題:Gulliver's Travels)。 絵本や低学年向けの児童書、映画等では原作後半が省かれていることも多く、小人国ないし大人国までのエピソードしか知ら...
児童文学

バーネット『秘密の花園』

『秘密の花園』(原題:The Secret Garden)は、『小公女』や『小公子』で知られるフランシス・ホジソン・バーネットの代表作のひとつです。 ※本記事では新潮文庫の畔柳和代訳を参考にしています。 あらすじ 流行り...
近現代文学

サマセット・モーム『月と六ペンス』

『月と六ペンス』(原題:The Moon and Sixpence)は、画家のポール・ゴーギャン(ゴーガン)の伝記から着想を得て書かれたという小説です。 なお、本記事では新潮文庫の金原瑞人訳を参考にしています。 あらすじ ...
ホラー

H・P・ラヴクラフト『狂気の山脈にて』

今回紹介するのは、ラヴクラフト作『狂気の山脈にて』(原題:At the Mountains of Madness)。いわゆる「クトゥルフ神話」にまつわる作品のひとつです。 なお、本記事では創元推理文庫『ラヴクラフト全集4』の大瀧啓裕...
SF

フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(原題:Do Androids Dream of Electric Sheep?)は、フィリップ・K・ディックの代表作のひとつです。ここでは映画『ブレードランナー』(1982年)と比較しつつ、原作小説...
ファンタジー

ポール・ギャリコ『ほんものの魔法使』

今回ご紹介するのは、『雪のひとひら』『猫語の教科書』などで知られるポール・ギャリコ作のファンタジー『ほんものの魔法使』(原題:The Man who was Magic)です。 あらすじ 世界中の奇術師・手品師が集まる秘密都市...
児童文学

バリー『ピーター・パンとウェンディ』

『ピーター・パンとウェンディ』(原題:Peter and Wendy)は、ジェームズ・M・バリーが自身の戯曲を小説化した作品です。 なお、本作の前身となる小説『小さな白い鳥』(The Little White Bird)や『ケンジン...
児童文学

D.W.ジョーンズ『ハウルの動く城』

今回紹介するのは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作『ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl's Moving Castle)。宮崎駿監督の『ハウルの動く城』(2004年)の原作小説です。 あらすじ 悪名高い...
ミステリー・サスペンス

ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』ほか

今回は、雪が降る時期にぴったりな内容のミステリー作品をご紹介します。 ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』 あらすじ 2つの不可解な事件の発端は、謎の奇術師フレイの出現だった。 現場の1つであるグリモー教授宅では、...
児童文学

フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』

『トムは真夜中の庭で』(原題:Tom’s Midnight Garden)は、イギリスの作家アン・フィリパ・ピアスの代表作。「時」をテーマにした作品で、児童文学賞の権威であるカーネギー賞を受賞しています。 あらすじ 弟がはしか...
SF

ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』ほか

今回ご紹介するのは、サイバーパンク、仮想現実(バーチャルリアリティー)、夢等の「もうひとつの現実」をモチーフとするSF作品。前回紹介した『ユービック』がお気に入りだという方は、以下の作品も好みに合うのではないかと思います。 ウィリア...
SF

フィリップ・K・ディック『ユービック』

今回は、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の作者フィリップ・K・ディックの代表作の一つをご紹介します。 あらすじ ランシター合作社がマークしていた超能力者が立て続けに行方不明になった。その後、能力者たちは月面に集められてい...