『ホーム・アローン』シリーズ

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『ホーム・アローン』は、クリスマス映画の定番・人気シリーズです。ここでは、設定と主人公が共通の1・2作目のみ紹介します。

あらすじ

『ホーム・アローン』

親戚総出のクリスマス旅行。そろって寝坊してしまいバタバタと出発したところで、ケビンは家に置いてきぼりをくらってしまった。そこに、バカンス中の留守宅を狙うドロボウ2人組がやってきた。ケビンはたった1人でドロボウたちを撃退できるのか?

『ホーム・アローン2』

親戚総出のクリスマス旅行。そろって寝坊してしまいバタバタと出発したところで、ケビンは家に置いてきぼりをくら……わなかったが、間違った飛行機に乗ってしまい、単身ニューヨークへ。一方、おもちゃ店のクリスマスの売り上げを狙うドロボウ2人組もニューヨークにやってきていた。ケビンはたった1人でドロボウたちを撃退できるのか?

作品の魅力

子どもがやってみたいことでいっぱい!

家中を暴れまわる。お兄ちゃんの部屋を物色する(ガールフレンドらしき女の子の写真に対する感想がひどい)。大人向けのサスペンスドラマを見る。ビッグサイズのアイスクリームを好きなだけ食べる(これが一番やってみたかった!)。1人だけ高級ホテルの部屋を満喫する。大きなおもちゃ屋さんで豪遊する(パパのカードで)。

こんな調子で、大人の目を気にせず子どもが一度はやってみたいことを一通りケビンはこなします。

他方で子どもゆえの困難も見られます。スーパーマーケットの店員に「小さな子ども1人なのでは?」と疑いの目を向けられ、食料の調達さえも一苦労。

2作目のホテルスタッフも同様です。しかしケビンは機転を利かせ、大人もいるかのようにふるまい、スタッフを退散させることに成功。ここは作中でもかなり笑える場面になっており、ケビンの悪知恵が存分に発揮されています。

スリリングなドロボウ退治

物語も終わりに近づいたところで、本作の見せ場・ドロボウ退治がついに幕を開けます。ケビンは家中に多種多様な仕掛けを設置し、準備万端でドロボウを迎え撃つのです。

身内からは普段散々な扱いを受けているケビンですが、こういった仕掛けを作れるあたり天才じゃなかろうかと思います。小さな子どもが大の大人をやっつける痛快な展開です。

ただ、大人になってから一連の流れを見直すと、ドロボウたちがかわいそうに思えることも。転倒したり釘が刺さったり、うーん、痛々しい。カートゥーンアニメであれば気にならないのかもしれませんが、実写ですしね。まあ、そこはコメディなので深く考えすぎないようにしましょう。

1人でいた期間のことを家族に尋ねられて、さらりと流すケビン。大手柄にもかかわらず、ドロボウ退治を自慢しないところが小粋です。

クリスマスだから

コメディ中心の本作ですが、ご近所のおじいさんや、鳩のおばさんとの交流は心打たれるものがあります。ケビンがまだ幼いからこそ、率直な意見を言うことができ、それが年を重ねた大人の胸に来るのかもしれません。

また、前半ではしゃぎまわっていたケビンですが、家族のいない状況がだんだん寂しくなってきてしまい、「もう一度家族に会いたい」と願うようになります。一方のお母さんも、一刻も早くケビンのもとへ向かおうと必死です。

やはりクリスマスは特別な日。気持ちを新たにした朝が訪れます。

日本語吹き替えについて

主人公ケビンの吹き替えについては、テレビ版が矢島晶子さん、DVD等のソフト版が折笠愛さんメインのようです。矢島さんは、『クレヨンしんちゃん』の初代野原しんのすけ役で有名な方ですね。折笠さんは、海外ドラマ『アルフ』のブライアン役がケビンのイメージに近いでしょうか。

2015年発売の『ホーム・アローン(日本語吹替完全版)コレクターズ・ブルーレイBOX』では、3種類の音声が収録されていますので、いろいろなバージョンが見たい方はそちらをチェックしてみてください。

笑える傑作映画を見て、冬の寒さを吹き飛ばしましょう。