児童文学

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バーネット『秘密の花園』

『秘密の花園』(原題:The Secret Garden)は、『小公女』や『小公子』で知られるフランシス・ホジソン・バーネットの代表作のひとつです。 ※本記事では新潮文庫の畔柳和代訳を参考にしています。 あらすじ 流行り...
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バリー『ピーター・パンとウェンディ』

『ピーター・パンとウェンディ』(原題:Peter and Wendy)は、ジェームズ・M・バリーが自身の戯曲を小説化した作品です。 なお、本作の前身となる小説『小さな白い鳥』(The Little White Bird)や『ケンジン...
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D.W.ジョーンズ『ハウルの動く城』

今回紹介するのは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作『ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl's Moving Castle)。宮崎駿監督の『ハウルの動く城』(2004年)の原作小説です。 あらすじ 悪名高い...
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フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』

『トムは真夜中の庭で』(原題:Tom’s Midnight Garden)は、イギリスの作家アン・フィリパ・ピアスの代表作。「時」をテーマにした作品で、児童文学賞の権威であるカーネギー賞を受賞しています。 あらすじ 弟がはしか...
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アリソン・アトリー『時の旅人』

『時の旅人』(原題:A Traveller in Time)は、作者自身の少女時代の思い出と、歴史的事件を下敷きにした物語です。メアリー・スチュアートの処刑につながった「バビントン陰謀事件」(Babington Conspiracy)の数...
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E・L・カニグズバーグ『クローディアの秘密』

『クローディアの秘密』(原題:From the Mixed-Up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler)は、メトロポリタン美術館を舞台にした物語。1968年のニューベリー賞(最優秀児童文学に対して与えられる...
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エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』

『エーミールと探偵たち』は、『飛ぶ教室』や『点子ちゃんとアントン』で知られるドイツの作家エーリヒ・ケストナーの代表作のひとつです。大都会ベルリンを舞台に、少年たちが追走劇を繰り広げます。 あらすじ ベルリンに住むおばさん一家の...
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H・M・エンツェンスベルガー『数の悪魔』

今回ご紹介する本は、『数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』。いばりん坊だけれど、どこか憎めないキャラクター「数の悪魔」が不思議な数の世界を案内してくれます。 あらすじ ある夜、ロバートの夢の中に小さな老紳士が現れました。「...
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L・F・ボーム『オズの魔法使い』

今回は、児童文学の名作『オズの魔法使い』をご紹介します。誰にでもおすすめできる良書で、初めて読む方はもちろんのこと、映画しか見たことがない方や子どもの頃に読んだきりだという方も、あらためて原作を読むと新しい発見があり、楽しめると思います。...
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安房直子『きつねの窓』ほか

今回は、教科書でもおなじみの『きつねの窓』をはじめとする安房直子作品をご紹介します。 前半の4作品は『童話集 風と木の歌』(偕成社文庫)、後半の3作品は『まほうをかけられた舌』(フォア文庫)などに収録されています。また、偕成社からは...
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柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』

あらすじ 「たまにはかわったところもいいもんだぞ。」お父さんが昔世話になった人がいるという「霧の谷」を訪ねてきたリナ。地方の小さな駅までやって来たものの迎えが現れず、仕方なく山道を進んでいきます。 気づけば、お父さんの知り合い...
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角野栄子『ズボン船長さんの話』

『ズボン船長さんの話』は、『魔女の宅急便』や『小さなおばけ』(アッチ・コッチ・ソッチ)などの人気シリーズを生み出してきた角野栄子さんが描く冒険物語です。主人公の男の子は、七つの海をまたにかけた元船長さんから9つの話を聞くことになります。 ...